破裂AAA登録研究事業
※リモートオーディット開始のお知らせ※破裂性腹部大動脈瘤に対する開腹手術とステントグラフト内挿術の治療選択に関する全国多施設観察研究(JEWERLY study)は、2018年1月1日〜2021年12月31日で登録を終了致しました。
多くのご施設からご参加、ご登録をいただきありがとうございました。
当初の研究計画通りに、リモートオーディット(ランダムに抽出した登録症例について、手術記録や退院時要約等を個人特定不能の状態で日本血管外科学会へ送付いただき、データベース入力情報との照合)を2022年11月上旬より開始する予定です。
本研究にご参加いただいた施設におかれましては、ご案内を郵送にてお送りいたしますので、趣旨をご理解頂き、何卒ご協力賜れますよう宜しくお願い申し上げます。
日本血管外科学会破裂AAA研究委員会 委員長 森景 則保
日本血管外科学会では、この度、日本ステントグラフト実施基準管理委員会と共同して、破裂性腹部大動脈瘤に対する治療内容に関する全国多施設臨床研究を実施するこことなり、1年間の準備を経まして、2018年2月から症例登録を開始することとなりました。
この研究への参加は、御施設の自由意志によるものであり、参加希望施設にのみ「破裂に関連する追加入力項目」がNCD登録画面に現れて、そこに必要事項を入力いただく形式をとる研究でございます。
本学会の集計によりますと、破裂例に対してもステントグラフトを使用した術式の選択が年々増加傾向にありますが、どのような破裂例にステントグラフトが向いているのか、どのような症例であれば開腹術の方が良いのかがまだ明らかにされておりません。開腹手術とステントグラフトの使い分けを適切にガイドするエビデンスを構築し、ひいては破裂性腹部大動脈瘤の救命率向上をめざすことは本学会の使命であることから、「破裂AAA登録研究事業」を学会事業として2018年2月から開始することに至った次第でございます。
昨年10月に実施した研究説明会には多くの御施設の先生方にご参加いただき、2017年11月末時点で70施設からの同研究への参加申し込みを受けております。
まだ、研究参加手続きを行っていない御施設の皆様には是非、本臨床研究への参加をご検討いただけましたら幸いです(研究参加には自施設の倫理委員会承認が必要となります、詳細につきましては別記の研究計画書をご参照いただけますようよろしくお願いいたします)。
本邦のエビデンスを確立し、破裂AAAの救命率向上のために、是非、多くの皆様の研究ご参加をお待ちいたしております。
日本血管外科学会破裂AAA研究委員会 東 信良
研究概要
研究名 | 破裂性腹部大動脈瘤に対する開腹手術とステントグラフト内挿術の治療選択に関する全国多施設観察研究 |
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研究形態 | 参加希望施設による全国多施設前向き観察研究 |
研究母体 | 日本血管外科学会(破裂AAA研究委員会)および 日本ステントグラフト実施基準管理委員会 |
データベース | National Clinical Database (NCD) |
研究参加施設 | 全国から公募 各参加施設にて倫理委員会にて承認を得て参加 |
登録時患者同意 | オプトアウト方式 |
研究期間 | 2018年1月から2025年12月までの予定 |
参加申し込み方法
- 学会事務局宛にメールで「施設名」と「研究責任者名」をご連絡ください。
- 学会事務局より資料を送付いたします。
- 各施設にて書類を作成いただき、倫理委員会にお諮りください。
- 倫理委員会通過いたしましたら、学会事務局へ連絡ください
- 月末締めでお申し込みを締め切り、翌月中旬より登録開始となります。
連絡先
日本血管外科学会事務局 →こちらからお問い合わせください