ダイバーシティへの取り組み
平成28年日本血管外科学会に女性医師支援委員会が設けられる と同時に私が同委員長となりました。外科系診療科は女性医師の割合が少ないのですが、心臓外科、血管外科は更に少数です。圧倒的Minorityであることは否めず、これまでは男性のように働くことが前提で、それができない場合は進路を変えるしかありませんでした。
この委員会はそういった現状を変え、女性医師が生涯血管外科医として全うできるようにするために存在しています。令和2年から委員会名がダイバーシティ推進委員会となりましたが、やはり活動の中心は女性医師支援だと思っています。これまでは問題提起、ロールモデル提供などを目的とした学術総会でのシンポジウム企画を主に行ってきましたが、今後はそれに加え女性医師間のネットワークづくりの支援を行っていきたいと思います。密度が低いゆえ、女性血管外科医の横のつながりができにくいことが問題の根底にあると考えるからです。そしてそのネットワークから出てくる要望や本音をこの委員会で取り上げ、解決策を学会に提案していくという流れにつなげたいと考えています。
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